iPhoneからAndroidに移行して、充電器やUSBケーブルを揃えていると色々な問題を見聞きするようになりました。
特に比較的新しいUSB Type-CやUSB3.1周りに多く見受けられます。
最初に結論から言ってしまえば、
「製品付属のケーブルやACアダプターを使う!」
身も蓋もない言い方ですが、安心安全を求める方や色々調べるのが面倒な方はこれが一番です。
さて、色々な問題がありますが、筆者は56kΩ問題とQC問題が気になります。
56kΩ問題とは?
詳細はこのサイト(USB Type-Cケーブルの56kΩ抵抗問題とは)を見てもらえると分かりやすいですが、簡単に説明すると、
- USB A to Type-Cのような変換ケーブルで、56kΩ以外の抵抗を使用しているケーブル
- 充電される側が、3A急速充電対応のスマートフォンなどの端末
- 充電する側(電源)が、3A急速充電非対応のACアダプターなどの端末
以上の場合に、電源側機器が破損する可能性があります。
この問題の回避方法は単純で、56kΩ抵抗を使用しているものを使用するのが一番です。
QC問題とは?
詳細はこのサイト(Quick Chargeは一部のUSB Type-Cケーブルを破壊するので注意)を見てもらえると分かりやすいですが、簡単に説明すると、
- Quick Charge(USB PDを除く、昇圧型高速充電)に対応したUSB Type-Cのスマートフォンなどの端末
- Quick Charge(USB PDを除く、昇圧型高速充電)に対応したACアダプターなどの端末
- ICチップ付きType-Cケーブル(Electronically Marked Cables)
以上の場合に、ICチップ付きType-CケーブルのICチップが破損する可能性があります。
この問題の回避方法は、Quick Charge(USB PDを除く、昇圧型高速充電)を使用しないACアダプターを使用することです。
とはいえ、折角の高速充電技術を利用しないのはどうかという場合には、ICチップが付いていないType-Cケーブルを使用することでも回避可能です。が、その場合、USBの規格上の問題が・・・。
結局のところ、この問題は標準規格と独自規格の問題であるため、ユーザー側では根本的な解決はできません。
一応、Quick Chargeの場合、次期バージョンで「USB Type-C and USB Power Delivery (USB PD) compliant. 」とのことなので、時間とともに解決するのでしょうか・・・。
結論とまとめ
やっぱり、「製品付属のケーブルやACアダプターを使う!」
ちなみに、筆者はMate 9を使用しているので、そもそも純正以外で超急速充電することができません。
なので、自宅では純正ACアダプター&ケーブルで、外出先では出力が5V限定のモバイルバッテリー「cheero Power Plus 3 Premium」&belkin製ケーブル「belkin USB 3.1 Type-C to A F2CU029BT1M-BLK-A」または「belkin USB 2.0 Type-C to A F2CU032bt06-BLU-A」を使用しています。