以前、「IDCFクラウドで稼働させたサーバーの初期設定 その2」という記事で、swap領域用のファイルを用意する方法でswap領域を作成しましたが、今回は追加のデータディスクを使って、swap領域を作成してみました。
手順
※以下の作業はfdiskでも可能です。
1.追加したデータディスクが認識されているか確認します。(仮想サーバー作成時にデータディスクを同時作成していた場合には、認識されているはずです。稼働中の仮想サーバーに対して、追加データディスクを作成した場合には、仮想サーバーの再起動が必要になります)
parted -l
モデル: VMware Virtual disk (scsi)
ディスク /dev/sda: 16.1GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: msdos
ディスクフラグ:
番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
1 1049kB 16.1GB 16.1GB primary xfs boot
モデル: VMware Virtual disk (scsi)
ディスク /dev/sdb: 2147MB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル:
ディスクフラグ:
番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
2.追加データディスクの全体を1パーティションに指定します。
parted /dev/sdb
GNU Parted 3.1
/dev/sdb を使用
GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。
(parted) mklabel
新しいディスクラベル? msdos
(parted) unit s
(parted) mkpart
パーティションの種類? primary/プライマリ/extended/拡張? primary
ファイルシステムの種類? [ext2]?
開始? 2048s
終了? -1s
(parted) quit
3.swap領域を作成します。
mkswap /dev/sdb1
スワップ空間バージョン1を設定します、サイズ = 2096124 KiB
ラベルはありません, UUID=00000000-0000-0000-0000-000000000000
※ここで表示されるUUIDの値は/etc/fstabへ書込みますので、メモしておきます。
4.起動時に自動的に認識するよう/etc/fstabを編集します。
vi /etc/fstab
#
# /etc/fstab
# Created by anaconda on Mon Mar 14 22:51:47 2016
#
# Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk'
# See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info
#
UUID=00000000-0000-0000-0000-000000000001 / xfs defaults 0 0
UUID=00000000-0000-0000-0000-000000000000 swap swap defaults 0 0
5.最後にswap領域を有効化すれば完了です。
swapon -a
今回、実メモリの2倍にあたる2GBのデータディスクを追加して、swap領域化しました。
IDCFでは、これで月当たり40円のコストアップです。