MySQLのデータをエクスポートまたはインポートする方法としては、phpMyAdminなどのツールを利用するのが一般的だと思われます。
ただ、サーバー側の制限や環境、データサイズなどの要因によって、エクスポート&インポートがうまくできない場合があります。分割機能やテーブル毎に細かく処理するなど対処方法はありますが、シェルアクセスができるのであれば、mysqldumpを利用することがおすすめです。
MySQLのデータをエクスポート
例
ユーザー「testuser」で、データベース「sampledb」をファイル「sampledb.sql」としてエクスポート。
mysqldump -utestuser -p sampledb > sampledb.sql
収納されているデータやエンジンによって、オプションを使用することもありますが、基本的には上記コマンドでOKです。
というのも、オプション「–opt」がデフォルトで有効なので、必要なオプションが含まれているためです。
その他のオプションでは、「–default-character-set=binary」を文字化け対策で使う機会があります。
MySQLのデータをインポート
上記でエクスポートしたデータを同じ環境へインポートします。
mysql -utestuser -p sampledb < sampledb.sql
インポートの際には、mysqldumpじゃない点にご注意ください。
最後に
phpMyAdminなどのツールを利用するほうが簡単ですが、コマンドの方法も慣れておくといざという時に助かります。
それにcronと組み合わせると定期バックアップも取ることが可能です。